パソコンに集中していたら、いつの間にか息を止めていた。家事がひと段落したとき、胸のあたりが詰まるようで大きく息を吸いたくなる。「最近、呼吸が浅いかも」と感じることはありませんか。
呼吸は普段意識せずに行っていますが、姿勢、緊張、話し続けること、急いで動くことなどで速さや大きさが変わります。まず知っておきたいのは、深く吸おうと頑張ることだけが正解ではないということです。
「呼吸が浅い」と感じるのはなぜ?
集中すると息を止めやすい
細かい画面を見る、重い物を持つ、考えながら文章を入力する。力を入れる場面では、無意識に息を止めたり、短い呼吸を繰り返したりすることがあります。作業が終わった瞬間に「ふうっ」と大きく吐くなら、集中中に呼吸が小さくなっていたのかもしれません。
前かがみで胸まわりが動かしにくい
呼吸では肺だけでなく、肋骨や横隔膜も動きます。背中を丸め、肩を内側へ寄せた姿勢が長く続くと、胸やお腹の動きを小さく感じることがあります。
姿勢を一瞬で「正しく」直す必要はありません。同じ姿勢を長く続けないことのほうが現実的です。スマートフォンを見る手を下ろし、背もたれへ体を預けるだけでも、肩や首に入っていた力に気づきやすくなります。
吸おうとするほど苦しく感じることも
浅い気がすると、何度も大きく吸いたくなりますよね。ただ、吸うことばかり意識すると肩が上がり、呼吸を頑張る動きになりがちです。まず細く長く吐くと、そのあと自然に息が入ってきます。「たくさん吸う」より「急がず吐く」と考えてみましょう。
息は吸った分だけ吐く必要があります。吐く時間を少し長くすると呼吸の速さを落としやすくなり、次の息を慌てて吸わずに済みます。
仕事や家事の途中でできる呼吸の整え方
まず作業を止めて体を支える
椅子の背もたれへ寄りかかるか、机に腕を置きます。体を支えるために使っていた首肩の力を抜きやすくするためです。
口を軽くすぼめて、ゆっくり吐く
ろうそくの火を揺らすくらいの細さで、口からゆっくり息を吐きます。吐いたあとは、鼻または口から自然に吸います。回数をこなすより、苦しくない速さを優先してください。
動作に息を合わせる
立ち上がる、荷物を持つといった力の必要な動作では、その瞬間に息を吐いてみましょう。動く前に息を吸い、力を入れるときに吐くと、息を止めたまま動き続けるのを避けやすくなります。
深呼吸を続けないほうがよいとき
呼吸を整えようとして、めまい、手足や口まわりのしびれ、苦しさが強くなる場合は中止してください。大きく吸うことを繰り返さず、楽な姿勢で普段の呼吸へ戻します。
急に息苦しくなった、胸の痛みがある、会話が続けられない、唇の色が明らかに悪い場合は、セルフケアではなく速やかな医療対応が必要です。息苦しさを繰り返す場合も医療機関へ相談してください。
まとめ|深く吸うより、まず力を抜いて吐く
呼吸が浅いと感じる背景には、集中中の息止め、長い前かがみ姿勢、吸おうと頑張ることなどがあります。体を支え、肩の力を抜き、ゆっくり吐く。理由が分かると、無理な深呼吸を何度も繰り返さずに済みます。
医療機関で呼吸器や循環器の問題がないと確認されたあとも、胸まわりの動かしにくさや首肩のこわばりが気になる場合は、健桜整骨院へご相談ください🌿
