引っ越しでは、箱を持つだけでなく、床の荷物をまとめる、家具の裏を掃除する、何度も立ったりしゃがんだりします。普段しない動きが一日に集中するため、腰や背中がつらくなりやすい場面です。
準備体操をすれば痛みを必ず防げるわけではありませんが、作業前に小さく動いておくと、体のこわばりや痛む動きを確認できます。
引っ越しで腰・背中へ負担が重なる理由
前かがみとひねりを繰り返す
箱詰めでは床へ手を伸ばし、物を横の箱へ移します。腰を曲げたまま体をひねる動きが続くため、箱を自分の正面へ置くだけでも動作を変えられます。
荷物の重さが見た目では分かりにくい
持ち上げてから「思ったより重い」と気づくことがあります。まず端を少し浮かせ、重さを確かめましょう。一人で持てない物は分けるか、台車や人の手を借りてください。
終盤ほど疲れて動きが急になる
あと少しだから終わらせたい、と頑張りがちですよね。疲れると荷物から体が離れ、勢いで持ち上げやすくなります。時間を決めて休むことも準備の一部です。
💡 3分体操の目的
柔らかくすることより、股関節・膝・背中をこれから使う合図を入れ、今日の動きにくさを確認することです。
作業前に行う3分の準備体操
1.肩と背中を動かす
立ったまま両肩を前後へ5回ずつ回します。次に両手を前へ伸ばし、背中を軽く丸めて戻します。痛みが出ない小さな範囲で構いません。
2.椅子から立って座る
安定した椅子からゆっくり立ち、ゆっくり座る動きを5回ほど行います。膝と股関節を使う感覚が、床の荷物を持つ動きにつながります。
3.足踏みして向きを変える
その場で軽く足踏みし、数歩ずつ体の向きを変えます。荷物を持ったときも腰だけをひねらず、足ごと向きを変える準備になります。
作業中は「荷物へ近づく・休む」
荷物を体へ近づけて持ち、持ったまま遠くへ手を伸ばさないようにします。30〜60分を目安に作業を区切り、水分も取りましょう。全部を一日で終えなくても大丈夫です。
腰を痛めにくい荷物の扱いは、長時間移動後の腰痛対策でも紹介しています。
🏥 受診の目安
転倒後の強い痛み、脚の脱力や広がるしびれ、排尿・排便の異常がある場合は医療機関へ。急な痛みが出たら無理に伸ばさず、作業を中止してください。
引っ越しは体力にも余白を残しましょう
健桜整骨院では、作業後の腰や背中の痛みについて、動作と経過を伺います。判断に迷う場合は、医療機関を優先すべき症状も一緒に整理します😊
